日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、地中海に面する中東の国でユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地として有名な国イスラエル。特に注目されている聖地はエルサレムで、その旧市街にある神殿の丘の城壁・遺跡群には、長い歴史を持つ嘆きの壁、アルアクサー モスク、聖墳墓教会などが混在しています。
そんな他国と比べて宗教観の強いイスラエルですが、人々の暮らしにスポットを当ててみるとまた違った側面が見えてきます。例えば、イスラエルは食料自給率が100%を超えており、ビュッフェスタイル中心の食事文化が根付いていて、野菜や果物、鮮魚など豊富な食料に囲まれている点でも魅力があります。
今回はそんなオンライン旅行を楽しむことができるイスラエルのおすすめスポットを4つ紹介します!数え切れないほどの魅力あるスポットがあるイスラエル。
ぜひ1つだけでなく、2つ3つとプランを行き来してイスラエルの魅力を堪能してもらえればと思います。
目次
1. カルメル・マーケット

テルアビブの台所、カルメルマーケット。地元の人の集まる中を雑貨店やカフェ、バー、屋台のような食事処が軒を連ねるこの場所には観光客も多くいます。常にマーケットには活気であふれ、地元の人の暮らしぶりが垣間見れます。東京でいう「アメ横」に近い雰囲気なんだとか。また生鮮市場として、肉や魚、野菜などはもちろん、民芸品や伝統のお菓子、美容グッズなどありとあらゆる商品が陳列されていて、それを覗いていくだけでもあっという間に時間が過ぎてしまうことでしょう。
テルアビブの台所 カルメルマーケット
テマサトラベルがガイドを務めるこちらのオンライン旅行ツアーは、カルメルマーケットを皮切りにハンドクラフトやアクセサリーなどが軒を連ねる「ナハラットベニヤミン」を散策、また街中のグラフィックアートを眺めながらカルメルマーケットを堪能する内容となっています。
なんといってもガイドのツチダエリヤさんがポイント!在イスラエル日本人交流会会長という肩書を持つエリヤさんは、エルサレム内にある美術大学を卒業し現在は日本とイスラエルを繋ぐコンサル会社に勤務しており、イスラエルのアートはもちろん、IT・政治など多方面に精通している敏腕ガイドです。ぜひエリヤさんとのおしゃべりも楽しみながらマーケットを散策してみてはいかがでしょうか。
2. サロナマーケット

テルアビブの新名所といえばこちらのサロナマーケット。カルメルマーケットと違い再開発してできた商業施設です。
2015年にオープンしたサロナ地区は、イスラエルが建国する前にドイツから移民してきた人々によって、居住区として建てられました。こちらも地元テルアビブの人だけでなく海外からの観光客にも注目されています。
サロナマーケットはテルアビブで良質なグルメ体験ができる名所として知られており、一週間休みなくオープンしています。ユダヤ教ルールの安息日の関係で、イスラエルのお店は金曜夕方〜土曜夕方に多くの店が閉まってしまうので、サロナマーケットはとても重宝されており、地元の人や観光客でいつも賑わっています。サロナマーケット内で食べることができる食の種類も多様で、ラーメン屋・ロティサリーチキン専門店など、テルアビブでも話題の様々なお店が入っています。
サロナマーケット散策プラン
こちらのオンラインツアーでは、サロナテルアビブの看板や外側の様子などをご覧いただき、オープンエアのショッピングモールのなかを散策できるプランです。日本でも流行ったチョコレートバー、マックスブレナー、大小100以上の様々なお店(オリーブ、お酢の専門店、イスラエル有名シェフがプロデュースしたラーメン店、日本のおにぎりを売っているアジア専門の食材店)、カフェ、バー、レストランなどが並んでいるので自由に散策することが可能です。またお店の人や訪れているお客さんなどに今のトレンドなどを訪ねてみることもOKです!
テマサトラベルのガイドさんに、色々と要望を伝えながら自分が見たいものを見ていきましょう!「こんな店があったら見たい」「どんな雑貨があるの?」など遠慮なく質問してみましょう。現地のガイドから生の情報を聞ける点をぜひフル活用してください!
3. テルアビブ 古代からの港町ヤッファ(ジャッファ)

旧約聖書の時代、4千年も前から港町だったヤッファ(ジャッファ)。街並みをご覧いただけるとすぐにわかる通り、とても絵になる港です。地中海に面したヤッフォは現在テルアビブに併合された町で、テルアビブの中心より南に位置しています。
古い街並みの中に芸術家の工房やギャラリーなどがたくさんあり、古くて新しい町を感じられる町となっています。
テルアビブ 古代からの港町ヤッフォ(ジャッファ)
歴史が好きな方やアートに興味のある方にオススメのツアーです。高台にあって地中海とテルアビブを一望できるアブラシャ応援や聖ペテロ協会、現代アート工房・ギャラリーなどを巡る内容となっています。ちょっと歩き疲れたら港で黄昏るのもいいかもしれませんね。とにかく散策するのもよし、のんびりと海を眺めるもよし、すべて皆さんの自由です。
夕方に訪れると、地中海に沈む夕日に染まる町を眺められますよ!数千年の歴史を1時間に凝縮してぶらりと散策してみてくださいね。夕方、超おススメです!
4. ガリラヤ 山上の垂訓教会

別名「至福の教え教会」と呼ばれるこちらの教会は、イスラエルのガリラヤ湖北西岸のカファルナウム近くにあるカトリック教会です。同教会が建つ地は、イエス・キリストが「至福の教え」を行なったと言われている場所で「山上の垂訓」が「至福の教え」も含むので、日本の旅行ガイドブックでは「山上の垂訓教会」と呼ばれています。
「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです」で始まる8つの幸い(八福)の教えにちなんで、八角形の会堂になっており、教会内からガラリヤ湖を展望できる仕様となっています。
ガリラヤ 祝福の丘 散策ツアー
こちらは、上記山上の垂訓教会を含む祝福の丘を訪ねるプランとなっています。イタリア人の設計したこの教会は八角形の形をしていて、8つの壁にそれぞれ窓があるため、そこからガリラヤ湖を一望できるつくりとなっています。
キリスト教や建築に関心のある方にオススメのツアーです。ぜひイスラエルの地からキリスト教を歴史を紐解いてみてください。
何といっても教会の内部に入ることができるのが大きな魅力ではないでしょうか。勿論協会であるため静かに過ごす必要がありますが、普段立ち入ることのできない神聖な場所に入って行けるだけでも、貴重な体験だといえるでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
いかにイスラエルが魅力ある国であるかがお分かりになったかと思います。
早速イスラエルに行ってみたくなった人もいるのではないでしょうか?
今回はマーケットや湖など、少しマニアックなスポットを訪れましたが、イスラエルでいえばエルサレムの「嘆きの壁」などが有名だと思いますので、次回はそんな王道のスポットにも焦点を当ててご案内したいと思います。